食べたアヒルの骨が肛門ふさいだ…医師「奮闘2時間」で除去=武漢

ええと。昨日のこぼれネタでございます。なんかこのところ、こればっかだなあ。「C流ニュースグルメ」とか、シリーズ化してしまおうか。


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湖北省武漢市の名物料理に「精武鴨脖(ヂンウー・ヤーボー)」がある。単に「鴨脖」とも呼ばれる。長さ20センチメートルほどのアヒルの首を、各種スパイスとともに煮込む。ピリ辛味で、ビールのつまみなどに最高だ。同市内に住む29歳の男性、龔(ゴン)さんは、この「鴨脖」の骨部分を肛門近くの腸管に詰まらせてしまった。腹部の痛みに耐えかね、龔さんは市内の病院に足を運び、治療を求めた。中国新聞社が報じた。


「鴨脖」は通常、スパイスなどとともに煮込んだアヒルの首を、1口大にぶつ切りにして供する。龔さんは「骨ごと食べるのが豪快」と、「鴨脖」を適当に咀嚼(そしゃく)して飲み込んでいた。そして、キリリと冷えたビール。摂氏40度前後に達する昼間の猛暑を忘れさせてくれる、いや、暑い季節だからこそ楽しめる、「炎熱の1日を耐えた自分に対するご褒美」を連日、文字通り満喫していた。


ある日、「そういえばこのところ、便通がない」と気づいた。考えてみれば3日間は「お通じ」がない。最初はあまり、心配してはいなかった。11日午後になり、腹痛が始まった。その時はまだ「悪いものを食べて、腹をくだしたかな」と思っていた。


トイレに行ったが便は出ない。力を入れると、肛門から血が出てきた。結局2時間も粘ったが、便は出なかった。腹痛はますますひどくなった。龔さんは市内の普仁医院(病院)に足を運び、治療を求めた。


レントゲンで撮影すると、肛門近くの腸管内に、小さな白い影が大量に映っていた。龔さんの話からも、アヒルの首の骨がつまっていると推測できた。医師は確認のため、肛門内に指を入れた。そのとたん、龔さんの肛門内部に激痛が走った。龔さんは歯を食いしばりながらも悲鳴をあげた。


龔さんの直腸が痙攣(けいれん)を起こしていたこともあり、器具を使うことはできなかった。腸の内壁を出来る限り傷つけないようにするために、作業は極めて慎重に行う必要があった。診察していた医師は同僚に応援を求めた。2人がかりで龔さんの直腸内部から、アヒルの首の骨を大量に含む便を除去することになった。


患者が痛みを感じたり精神的に緊張すると直腸がさらに収縮するので、龔さんには麻酔が施された。医師2人は便を指で便を取り除く作業を続けた。作業が終了するまでに2時間を要した。取り除かれたアヒルの骨まじりの便の重さは約250グラムだった。


医師によると、アヒルの骨は消化が困難だ。龔さんが繊維(せんい)質を含む物をほとんど食べていなかったため、腸の動きが鈍くなり、内部に骨がさらに蓄積した。そのため、腸の動きがさらに鈍くなり、後から食べた骨がたまっていくという悪循環が発生したと考えられる。


これ以上放置していたら、腸管に穴が開くなど、さらに重篤(じゅうとく)な症状へと進行した可能性が高いという。


医師によると、普仁医院では毎年、龔さんと同様に肛門がつまってしまった患者100人程度を治療している。多くの場合、食物繊維や水分の摂取が足りないなど、バランスの悪い飲食、体を動かすことが少ない生活習慣が背景にあるという。


武漢市児童医院(小児病院)でも、肛門をつまらせてしまった子どもを治療することが多い。中国人が好んで食べるスイカやヒマワリなどの種の殻(から)を詰まらせる例が目立つ。


専門家は、スイカやヒマワリなどの種を食べる際には、殻をきちんと剥いて、よくかんで食べるようにすべきと注意を促した。一時に大量に食べることも避けるべきという。(編集担当:如月隼人)


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