リニアモーターカーに問題発見…日本はかろうじてOK、上海リニアはアウト

JR東海が2014年の着工、首都圏・中京圏間の2027年の先行開業を目指す超電導リニアモーターカーですが、問題点を発見してしまった。ちょっと驚いてしまいましたが、よく調べたらかろうじてOKだった。


上海市を走るリニアモーターカーにも同様の問題がある可能性があると気づいて調べてみました。こちらは完全にアウトだった。ううむ。関係者は拱手傍観しているのだろうか。


何が問題か。「車両」あるいは「車体」です。浮上式リニアモーターカーというのは、電磁力を利用して人が乗り込む箱を浮かしてやって、同時に電磁力で直線的な推進力(あるいは制動力)を得て前進するものです。


だから「車」はついていない。「車」がないのに「車両」とか「車体」と呼ぶのは間違っているのではないか。


念のために「車」を辞書でしらべました。


(1) 心棒を中心にして、その回りを回る輪状になっているもの
(2)車輪を回して、動かしたり進めるようになっている乗り物や運搬具
<以上、小学館・国語大辞典より>


ううむ。浮上式リニアモーターカーとは「車を使わない軌道交通手段」ということになる。したがって「車両」ないしは「車体」という言葉は使えない。


しかるに、超電導リニアモーターカーを開発してきた鉄道総合研究所が設けたページでは堂々と「実験車両」と書いている。

http://www.rtri.or.jp/rd/division/rd79/yamanashi/maglev_frame_J.htm


ただし、さらに調べてみたところ、鉄道総研が開発した方式では、低速走行の場合には浮上力を得られないので、車輪を使って重量を支えている。時速150キロメートル程度になってから車輪を引っ込めて電磁気の力だけで浮上する。


なるほど。車輪はとりあえずついている。「車両」、「車体」という言葉を使うのに、差し支えはなかろう。


では、上海リニアは? これは最初から浮かしている。車輪はついていない。したがって、「車両」、「車体」という言葉を使うことは、許されないはずだ。完全アウト。ううむ。どうなっているのだろう。


中国語でどう表現されているか調べてみました。車両のことを「車廂」と呼んでいる。切符のことは「車票」です。いずれも、普通の鉄道列車で使う用語です。それじゃ、だめじゃん。