東アジア今日は何の日:9月15日~北京駅が開業、中国建国10周年の一環(1959年)

 
1959年9月15日、北京站(北京駅)の供用が始まった。
 
中国政府は1959年10月1日の建国10周年を迎えるに当たり、首都である北京で、新中国の「顔」となる10の建築物を築く「北京十大建築」という大規模プロジェクトを実施することを決めた。新しい北京駅の建築も、プロジェクトの一つだった。
 
それまでの北京駅は、天安門広場の南東脇にあった。同駅が作られたきっかけは、1900年に発生した義和団の乱で北京に進出した英国軍が、北京の城壁である永定門まで通じていた鉄道を、北京市中心部までの物資輸送を用意にするために同地まで延長したことだった。
 
駅舎の完成は1903年だった。同駅は当時、中国最大の鉄道駅だった。しかし、鉄道利用者が激増したので、周囲の交通が混乱するようになっていったという。
 
新たな北京駅は北京城壁の南東部分内側に作られることになった。着工は1959年1月20日で、施工作業員は最多時で2万人を超え、ソ連人の専門家が現場で技術指導をした。新しい北京駅の総面積は25万平方メートル、駅舎部分は4万6700平方メートル、駅前広場は4万平方メートルだった。
 
開業当日の9月15日午前0時10分から午前2時20分まで、毛沢東が同駅を視察した。毛沢東は工事の総責任者の求めに応じて「北京站」の文字を揮毫した。毛沢東が現場を去ってから、北京駅発の「一番列車」が出発した。
 
なお、「北京」の名がつく鉄道の駅としては現在、北京東駅、北京西駅、北京南駅、北京北駅がある。1903年に完成した「旧北京駅」の駅舎は、中国鉄道博物館として利用されている(下写真)
 
【1959年のその他の出来事】
・キューバ革命で反米政権が発足(1月)
・南極・昭和基地に置き去りにされたタロとジロの生存確認(1月)
・フジテレビジョン、毎日放送テレビ、九州朝日放送テレビが放送開始(3月)
・「週刊少年マガジン」、「週刊少年サンデー」が創刊。(3月)
・「週刊文春」が創刊(4月)
・皇太子明仁親王(当時)と正田美智子さんがご成婚(4月)
・シンガポールが独立(6月)
・米軍那覇サイトで核ミサイルの誤射事故(6月)
・巨人-阪神展覧試合、巨人の長嶋選手がサヨナラ本塁打(6月)
・日産自動車が「ブルーバード」発売(8月)
・ハワイが米国50番目の州に(8月)
・ソ連のルナ2号が月に激突、初めて月に到達した人工物に(9月)
・伊勢湾台風で過去最大の被害、死者5041人(9月)
・日本楽器製造(ヤマハ)がエレクトーン発売(12月)
・在日朝鮮人の北朝鮮への帰還事業が始まる(12月)
(編集担当:如月隼人)

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