東アジア今日は何の日:9月19日~中国で「著名商標」を認定、知財権の保護に前進(1991年)

中国では1991年9月19日、「馳名商標(著名商標)」の授与式が行われた。認知度と評価が高い商品の名称を無断使用する行為を規制する知的財産権の保護の分野での前進だった。
 
全国300社以上が計337種の商品について「著名商標」の認定を申請し、メディアなどを通じて約8万人が投票に参加した。
 
「著名商標」として認定されたのは、茅台(酒)、鳳凰(自転車)、青島(ビール)、琴島·利勃海爾(冷蔵庫)、中華(たばこ)、北極星(時計)、永久(自転車)、霞飛(化粧品)、五糧液(酒)、瀘州(酒)、健力宝(飲料)など124の商標だった。
 
2001年からは国家質量監督検験検疫総局(品質監督検査検疫総局)が毎年、「中国名牌産品(中国名ブランド産品)」の認定を始めた。しかし2008年に「中国名ブランド産品」に選出されていた三鹿ブランドの粉ミルクが、メラミン中毒事件を発生させると、同年からは「中国名ブランド産品」の選出は中止された。有効期限の
関係で、2012年10月以降は「中国名ブランド産品」は存在しないことになった。
 
また、2014年5月1日施行の新「商標法」では、商品の容器や包装に「馳名商標」を表示することが禁止された。企業側が「馳名商標」を「栄誉称号」として用い、一方的な宣伝が横行していると問題視されたからだった。
 
同法は一方で、「商標に関連する悪意ある行為」を防止することで、知的財産権を保護する方針を盛り込んだ。商標についての「先願主義」を取りやめ、商標登録について「不当な手段をもって、他者が使用しており一定の影響力を持つ商標を奪い取ってはならない」などの条文を盛り込んだことだ。
このため、未登録であっても当局側が「一定の影響力あり」と判断する商標については、他者が登録して権利を主張することが基本的にできなくなった。
 
また、商標についての権利侵害については「懲罰的損害賠償」の考えが導入され、賠償額の上限がそれまでの50万元から300万元にまで引き上げられた。
 
【1991年のその他の出来事】
・多国籍軍のイラクを空爆、湾岸戦争が始まる(1月)
・多国籍軍がクウェートを解放(2月)
・ゴルバチョフソ連大統領が来日、同国元首として初(4月)
・エリトリアがエチオピアからの独立を宣言、93年に承認(5」月)
・スロベニアとクロアチアがユーゴスラビアからの独立を宣言(6月)
・ワルシャワ条約機構が解体(7月)
・米ソが第一次戦略兵器削減条約を締結(7月)
・ソ連でクーデターが発生、鎮圧に功あったエリツィンの存在が急浮上(8月)
・キルギスタンがソ連からの独立を宣言(8月)
・ソ連がバルト三国の独立を承認(9月)
・マケドニアがユーゴスラビアから独立(9月)
・タジキスタンがソ連から独立(9月)
・韓国と北朝鮮が国連に同時加盟(9月)
・クロアチア紛争が発生(9月)
・ミャンマーのアウンサン・スーチーにノーベル平和賞(10月)
・日蓮正宗が信徒団体の創価学会を破門(11月)
・米パンアメリカン航空が倒産(12月)
・ソ連が崩壊、ゴルバチョフ大統領辞任(12月)

【関連】

東アジア今日は何の日(一覧)