新型肺炎…中国での感染確認例が27日には1771人と激増、ただし本日28日には減少の可能性

湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎は、依然として感染者が急増している状態だ。27日は24時間内に感染が確認された人が、初めて1000人を突破して1771人に達し、前日の769人に比べれば約2.3倍になった。しかし中国当局が発表する毎日の数字の推移を見ると28日の24時間に発生する新規感染者数は27日比べて減少する可能性がある。

 

中国政府・国家衛生健康委員会は1月20日以来毎日、新型肺炎について同日午前0時時点での過去24時間及びそれまでの累計の感染確認数、疑い例数、死亡数、重症者数、治癒して退院した患者数などを発表している。

 

これまでの台湾や香港の事例では、感染疑い例とされてから早い場合には翌日には感染が確認と発表されている。おそらくは簡易検査キットなどを使用していると考えられる。中国大陸部については、発熱やその他の肺炎の症状が認められ「疑い例」とされてから感染が確認されるまでの時間については不明だが、推移はほぼ同様と考えてよいだろう。

 

中国・国家衛生健康委員会の毎日の発表では、感染疑い例の数の動向と翌日の感染確認例の数に明らかな関係が見て取れる。1月21日の24時間における疑い例は前日比3.7%減の26人だった。翌22日の感染確認数は前日比12.1%減の131人。22日の疑い例発生は前日の約9倍の257人で、23日の感染確認は前日比97.7%増の259人だった。

 

23日の疑い例発生は前日比164.6%増の680人で、翌24日の感染確認は同71.4%増の444人。24日の疑い例発生は前日比64.4%増の1118人で、翌25日の感染確認は同55.0%増の668人。25日の疑い例発生は前日比14.1%増の1309人で、翌26日の感染確認は同11.8%増の769人。

 

26日の疑い例発生は前日比190.8%増の3806人と大幅な増え方を見せると、27日の感染確認数は前日比130.3%増の1771人と、感染確認数はやはり、翌日に大きく増えた。

 

しかし27日の感染疑い例は前日比45.4%減の2077人だった。そのため28日の24時間内の新たな感染確認数は、27日に比べれば減少する可能性があると言える。

 

もちろん、27日の24時間で感染者数が1700人を超え、28日午前0時までの感染確認者数が累計で4515人で死亡は累計106人に達しており、疑い例が同時点で6943人に達していることを考えれば、感染の拡大そのものは今後も当面は続いていくと考えざるをえない。

 

なお、感染が確認した人に占める死亡事例の割合(致死率)は、23日は3.01%、24日には3.19%と3%を超えたが、25日は2.84%、26日は2.92%、27日は2.35%で、若干ではあるが低下する傾向が見えはじめた。(編集担当:如月隼人)

 

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