新型肺炎:中国政府30日の発表(全訳)…感染確認数が2002-03年のSARS上回る

中国政府・国家衛生健康委員会はこのところ連日、新型コロナウイルスによる肺炎の流行について発表を続けている。30日の発表の全訳は以下の通り。

 

1月29日午前0時から30日午前0時の間に全国31省(自治区、中央直轄市)と新疆生産建設兵団から、新たに増えた感染確認として1737例の報告を受けた(チベット自治区は初めて)。新たに増えた重症例は131例で、新たに発生した死亡例は38例(湖北37例、四川1例)。治癒して退院をして病例は21例で、新たに増えた疑い例は4148例。

 

1月30日午前0時までに、国家衛生健康委員会は31省(自治区、中央直轄市)と新疆生産建設兵団から、累計7711例の感染確認の報告を受けた。現在の重症例は1370例で、死亡は累計で170例。治癒して病院を退院したのは124例で、疑い例は計1万2137例。

 

現在までに(感染者との)密接な接触者として追跡を受けた者は累計8万8693人で、当日中に医学的観察を解除されたのは2364人。合計8万1947人が医学的な観察下にある。

 

香港・マカオ・台湾地区で感染が確認されたのは25例。香港特別行政区が10例、マカオ特別行政区が7例、台湾地区が8例。

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◆解説◆

・29日の24時間以内の新たな疑い例は4148例で前日の3248例よりも900例増えている。これまでの状況を考えれば、30日の感染確認例はさらに増える可能性がある。

 

・30日午前0時時点で、中国での新型肺炎感染者は2002-03年に流行したSARSの5327人を超えた。2月1日午前0時時点には、全世界におけるSARS感染者数(疑い例を含む)の8096人を上回る可能性が出てきた。

 

・30日午前0時時点での、累計感染例に占める死亡例の割合(致死率)は2.20%で、SARSの9%台よりもかなり低い。また、致死率は25日午前0時時点の3.19%を最高に、徐々に低下し続けている。(編集担当:如月隼人)