中国・新型コロナウイルス関連情報の発表に乱れ?…重症者が激増、死亡率は上昇

中国政府・国家健康衛生委員会は1月21日以来、新型コロナウイルス関連情報の発表を続けている。判定基準の変更やそれまでの発表の訂正をする場合もあり、発表に矛盾が生じないような配慮を感じることができる。しかし発表項目の不規則な変更や、それまでの発表とは大きく異なる数字が発表されることもある。2月16日分については重症例の「不規則変更」があり、17日分の発表では重症例が15日比で激増した。死亡率は上昇し続けている。

 

国家健康衛生委員会は2月13日付の発表で、湖北省では「感染確認」について臨床的な所見だけで判断することにすると説明した。理由は、新型コロナウイルス感染の肺炎に対する治療をより早期に開始して、重症化率や死亡率を低減するためとした。

 

同発表の対象となったのは2月12日分までの感染確認や重症例、死亡例、治癒・退院例で、12日単日の「新たに加わった感染確認例」は1万15152例と、前日の2015例から激増した。「新たに加わった重症例」についても、それまでは前日の24時間に「新たに加わった重症例数」を発表していたが、12日分については「新たに加わった重症例は174例の減少」と、異なる性格の数字を発表した。「174例の減少」がどの数字とどの数字の比較を示すかは不明だ。

 

なお、国家健康衛生委員会はその後、24時間内に発生した「新たに加わった重症例数」について、「新たに発生した重症例数から、軽症化や死亡例を差し引いた数」との説明を追加した。

 

17日の発表も、16日の24時間内に「新たに加わった重症例」について「628例の減少」として、「新たに加わった重症例」の数字そのものは記載しない「不規則な変更」があった。理由は不明だ。

 

18日の発表では、17日に「新たに加わった重症例数」を1097例とした。15日分として発表した219例と比較して激増したことになる。

 

累計の感染確認例に占める累計の死亡例の割合が最も高かったのは1月24日までの統計で、3.19%だった。その後は低下する傾向を示しはじめ、2月5日と6日は2.01%まで下落した。しかしその後は再び上昇傾向を示しはじめ、2月17日時点では2.58%に達した。(編集担当:如月隼人)


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Posted by 如月隼人