新型肺炎、中国の現場で混乱か…「感染確認」から外した病例を再び「感染確認」に訂正

中国政府・国家衛生健康委員会は22日、湖北省当局が20日付で、「調査確認の結果、(19日に、新型コロナウイルスの)感染確認例から除外した」と発表した病例を、再び「感染確認例」に戻したと発表した。写真は新型コロナウイルス感染症への対応のため、湖北省武漢市に急造された火神山病院。

湖北省では「早期発見・早期治療のため」として13日から、新型コロナウイルスによる肺炎に感染した疑いがもたれる患者に対して、臨床上の判断だけでウイルス検査の結果を待たずに「感染確認」と判断し、患者に対して感染者に対しての基準にもとづく治療を行うことにした。

 

そのため、12日の感染確認例は1万5152人と、前日の2015人と比べて激増した。一方で、19日の統計については、湖北省で新たな基準により「感染確認」として扱われていた患者について「調査確認の結果」として、279人について感染確認を取り消した。

 

しかし、国家衛生健康委員会は22日になり、湖北省で19日に感染確認を取り消した患者について、再び「感染確認例」として扱うと発表した。また、中国全国で19日に発生した感染確認患者数について、それまでの394人を、820人に訂正した。

 

早期治療などを目的に、臨床の所見だけで発症者を「感染確認」扱いにすることは、それほどおかしくはない。また、ウイルス検査の結果や病状などから判断して、「感染してはいなかった」と訂正することも、不思議とは言えない。

 

しかし、「感染例」から除外した患者を改めて「感染していた」とするのは、やはり不自然だ。湖南省の医療現場で、感染の有無の判断などについて何らかの混乱が生じている可能性は否定できない。(編集担当:如月隼人)

 


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Posted by 如月隼人