新型肺炎:韓国が全世界でも突出…感染確認数が人口10万人当たりで9人を突破

WTOの3月4日の発表によると、韓国における新型コロナウイルスの感染確認例は3日の時点で4812例に達した。人口10万人当たりでの感染確認者は9.8人で、中国の5.7人、イタリアの3.4人などに比べても、極めて高い水準だ。

 

3日における新型コロナウイルスの新規感染確認は中国で130人(香港・マカオ。台湾の計5人を含む)、中国以外では1792人だった。中国では新規発生が相当程度にまで抑え込まれており、中国外での感染が増える傾向は、すでに鮮明だ。

 

このところ、猛烈な勢いで感染拡大が続いているのが韓国だ。2月26日には累計1261人だった感染確認例は、1週間後の3月3日には約4倍の累計4812人に達した。中国以外で感染発生が多い国としては、イタリア(累計2036人)、イラン(累計1501人)などがある。

 

人口10万人当たりの感染例(累計)でみると、韓国が9.3人で、中国は5.7人。イタリアは3.4人、イランは1.8人と、やはり韓国の多さが目立つ。韓国は新型コロナウイルス感染の「高密度国」になってしまったと言わざるをえない状況だ。

 

それ以外に、累計感染例が50人を超えた国の人口10万人あたりの感染確認数は日本が0.2人(感染者累計は268人、以下同じ)、シンガポールが1.9人(108人)、フランスが0.3人(191人)、ドイツが0.2人(157人)、スペインが0.2人(114人)、クウェートが1.3人(56人)、米国が0.02人(64人)といった状況だ。

 

なお、中国国内を省別で見ると、感染が集中した湖北省が人口10万人当たり113.6人と圧倒的に多が、それ以外でに感染発生が人口10万人当たりで2人を超えている地域は浙江省の2.1人と江西省の2.0人があるだけだ。また、中国全国の31省のうち18省(中央直轄市、民族自治区を含む。香港・マカオ・台湾を含まず)では、人口10万人当たりの感染例を1人未満に抑えている。

 

中国はこれまで都市などの封鎖(出入りの禁止)や一般住民の外出禁止(厳しい制限)など、かなり強引な手法で感染拡大を抑止してきた。手法の是非に対する評価は別として、少なくとも感染拡大が深刻化して以降の中国当局の措置は、その後の感染拡大を有効に阻止してきたと言えそうだ。(編集担当:如月隼人)