前向きになれるネタを探しましょうよ

震災のため、ひどい状態が続いています。被災者の方も、ぎりぎりの生活を続けています。本当に心が痛むのですが、避難場所で健康状態が悪化し、命を落とす方もでています。


原発事故に現場で取り組む、東電や関連会社の社員、自衛隊、消防、警察などの皆さんも、文字通り体を張っています。不眠不休で、精神的な疲労も極限に近いと想像します。


私なぞ、ほとんど何もできないのですが、現状では「冷静さを保つこと」が、微力とはいえ、最大の貢献と考えています。


直接の地震被災地以外の人にとって大切なのは、パニックにならないことだと思います。例えば原発事故については、予想されていたこととはいえ食品汚染も発生しました。でも、こんな時だからこそ、ひとりひとりが「前向きになれるネタ」を探しましょうよ。


たとえば現状では、事故を起こした原発の近傍を除き、原発から出る放射線や、放射性物質も「健康に、すぐに害が出るレベルではない」です。


放射線で恐いのは、遺伝子が破壊されることです。短期間にごく大量の放射線を浴びると、遺伝子の一部が破壊されることで、細胞の活動が異常をきたし、生命の維持が難しくなります。


でも、とりあえず、事態はそのはるか手前。そこまで悪化していない。「絶対に、そうはさせない」と、現場の人は力を振り絞っているわけです。



次に問題になるのは、長期的影響です。遺伝子の一部が損傷することで、がんなどのリスクが上昇するというわけです。ただ、「リスク上昇」といっても、極端にひどい状況ではない。本日も記事化しましたが、慶応義塾大学医学部放射線科講師の近藤誠氏によると、「国際放射線防護委員会2007年の勧告」(予測値)では、100万人が10ミリシーベルト(1万マイクロシーベルト)ずつ被ばくすると、500人ががんで死亡することになる」とのことです。百分率になおせば、0.05%。


放射線を浴びる量が少なければ、体が自然に持つ能力の「遺伝子修復」で、実害が出ることを防いでくれると言います。

考えてみれば、がんのリスクを増大させる要因はいくつもあります。主に生活習慣ですね。過度の飲酒や喫煙、食品添加物、それから、歯磨きやシャンプーなどで「あやしい成分が含まれている製品」を使っても、がんのリスクは増大します。女性の場合には、化粧品もそうです。太陽光線に無防備な状態をつづけても、皮膚がんなどのリスクが増大します。


そういった自分の生活習慣を見直して、改善すれば、現状の原発事故による「リスク増大」を十分に補って余りある「リスク回避」ができると思います。原発事故による影響は、徐々におさまるでしょうから、改善した生活習慣を身に着けていれば、かえって「「自分自身のがん発症のリスクを減少させる」ことができるはずです。とにかく、自分自身で「前向きになれるネタ」を探した方が「お得」と考えています。


計画停電についても、同様に考えています。私が住んでいる地区では、まだ実施されていませんが、1日に3時間程度なら“喜んで”受け入れるつもりです。自分のエネルギー消費をどれだけ低減できるか見直し、「お金も節約できる」チャンスと受け止めています。昼間だったら、本でも読んでいましょう。布団にくるまって昼寝としゃれこんでもよい。夜だったらもちろん寝る。ゆっくりと「来る方行く末」に思いをめぐらすなど、哲学的瞑想にふけるのも、悪くない。


もちろん、被災者の皆さんは「なんと、無責任でのんきな発言だ」と思われるでしょう。短い時間でも電気が止まれば、電子機器の調整などで操業開始までに何日もかかる企業もあると聞いています。企業存続の瀬戸際に立たされるケースもあると思います。

それらを重々承知で言うのですが、このたびの震災の私自身に対する影響は「微々たるもの」です。そのような立場の者は、決して悲観せず、あわてず騒がず、むしろ「自分自身が前向きになれるネタ」を探した方が、本当に深刻な状況になった人々に対しても現実的にプラスになると信じています。プラス思考を続けるのは、日本という「世界でもまれにみる、素晴らしい国に生まれ育ったこと」に対する、誇りでもあります。