上海ディズニー、大丈夫か? プレ開園で「ごみ散乱」、「落書き」、「花壇踏みにじり」、「大小便」

 5月初旬のメーデー連休に、上海市内で6月16日に正式開園を予定している上海ディズニーリゾートが「プレオープン」を実施した。訪れた人々は、ごみを投げ散らかした。花壇に乱入した。花壇で子どもに小便をさせる大人もいた。新華社系ニュースサイトの新華網などが紹介した。

 

 上海ディズニーリゾートの構内ではなく、周辺の星願公園、生態園などを一般開放した。多くの人が訪れた。暖かい5月の日差しに照らされた。半袖姿の人もいる。日傘をさしている人もいる。混雑はしたが、人々はのんびりと散策を楽しんだ。

 

 人々が立ち去った後の芝生には、レジ袋や食品の包装、ペットボトル、空き缶が散乱していた。トイレの床にはペーパーが散らばっていた。新しい街灯の柱には「到此一遊(ここまで来たぞ)」との落書きが残った。釘のようなもので刻んだらしい。

 

 花壇に設置した「花を大切に。入らないでください」という標識は引き倒された。花は踏みにじられた。また、敷地内で、子どもに大小便をさせた親とみられる大人がいたとして、写真をインターネットに投稿した人もいる。

 

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◆解説◆
 日本でもしばしば、中国人旅行者のマナーが悪いとの批判がでる。しかし編者が見る限り、たしかに問題はあるものの、彼らの振る舞いは中国国内と比較すれば、かなり「良好」であるようだ。

 

 中国メディアはこれまで頻繁に、自国民の旅先の行動について、批判や啓発を続けてきた。2014年にモルジブを訪問した習近平国家主席が、現地在住の中国人を集めた会合で「わが国国民が海外に出かけた際に、もっとマナーを守るように教育しなければ、ダメだ。ミネラルウオータを飲んだあと、ボトルを投げ捨てるようじゃいかん。人様のサンゴ礁を荒してはダメだ」と発言したこともある。

 

 日本における中国人客の振る舞いが平均して、自国内よりもよいとしたら、旅行客自身も「傍若無人な振る舞いはよくない」と自覚していることになる。

 

 だとすれば、彼らの振る舞いが改善する希望は持てることになる。問題は、どれだけ迅速に、どれだけ向上させられるかだ。きちんとやり遂げた方が、「中国人にとって得」になるのは言うまでもない。

 

 中国では時おり、日本国内に「中国人お断り」の飲食店などがあると報じられることがある。日本人にとっては、そのようは方針の店を批判したとしても「やむをえない面はあるなあ」と思う場合があるのではないだろうか。

 

 日本人のほとんどが「そのような営業方針はおかしい。日本が誇る『おもてなし』の心にも反する」と思えるようになるかどうかは、中国人客の振る舞い方に寄る部分がかなり大きい。(編集担当:如月隼人)

関連:・「ごみ投げ散らかすな」、「人様の自然荒らすな」・・・モルジブ訪問中の中国・習近平主席が自国民に注文

参考:・“到此一游”首现上海迪士尼 乱丢垃圾随地小便(中国語)


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Posted by 如月隼人