中国の大学食堂で試み「礼儀正しい学生にはランチ半額」=安徽

 中国メディアの大江晩報によると、暗記師範大学の花津キャンパス第2食堂では5月1日、「礼儀正しい言葉遣いの学生には、ランチメニュー半額」の試みを始めた。

 

 食堂内に「おばさん、こんにちは! 1人前、お願いします。ありがとうございました。お疲れ様です!」といった、若い声が響く。食堂従業員に「礼儀正しく、はっきりとした言葉遣い」をすれば料金が半額という試みは、たちまち定着した。

 

 学生の態度について従業員側が「OK」と判断すれば、ほとんどのメニューが半額になる。通常は6元(約99円)は必要な昼食代が、約3元で済むという。食堂の壁には、具体的にどのような言葉遣いをすればよいか掲示されている(解説参照)。

 

 学生の側からは、安く食べられることを単に喜ぶだけでなく、「意義のあることだと思います。勉強をするだけでなく、礼儀がしっかりとしていてこそ、学生として合格と言えるのではないでしょうか」と、礼儀正しく振る舞うことの大切さを、改めて自覚したとの声が聞こえる。

 

 同食堂の運営を請け負っている企業の責任者によると、まずは学生食堂であるからには人を育てる役割を担うべきと考えた。さらに、通り一遍の「説教」をするよりも、楽しめてしかも「割引」となれば、若い学生も関心を持ち、参加してくれるだろうと考えた。

 

 5月1日に始めたのは、メーデーということで、労働者に敬意をもってほしいと学生に伝えたかったからという。

 

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◆解説◆
 食堂側が「使うべき」とした「礼儀正しい言葉」には、「您好(ニンハオ=こんにちは)」、「請(チン=お願いします)」、「謝謝(シエシエ=ありがとう)」、「您辛苦了(ニン・シンクー・ラ=ごくろうさまです、お疲れさまです)」などがある。

 

 中国語で最も一般的な挨拶は「你好(ニーハオ)」だが、「あなた」を意味する「你」を、敬語である「您」に変えると、相手に対する敬意を込めた挨拶になる。なお、「你好」は相手が複数である場合には「你們好(ニーメン・ハオ)」となる。

 

  「請」は、英語の「Please」に近い。相手に要請する場合も、相手に何かを進める場合にも使える。立っている相手に椅子を示して「請!」と言えば「お座りください」と伝えることができる(より正確に伝えたい場合には「請座!(チン・ヅオ)」)。

 

  「謝謝」は最も一般的な感謝の言葉。日本人が発音する場合には「シェーシェー」ではなく、二重母音をはっきりさせ「シエシエ」と発音するとよい。(編集担当:如月隼人)

 

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参考:
一句“阿姨您好”,就能打到特价菜(中国語)


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Posted by 如月隼人