中国で異常な多雨続く、土石流などすでに数百回発生 大洪水多発の98年よりも降水量は3割増

 気象関連の情報サイト、中国天気網によると、中国では3月下旬以来、降水量が異常に多い状態が続いている。長江中流から下流にかけても、それより南の地域では平年に比べて42%多く、各地で大洪水が発生した1998年よりも31%多いという。

 

 中国南部ではすでに、多くの都市で道路が冠水するなどの被害が出ている。3月21日以来の降水量が特に多いのは安徽省南部、浙江省西部、福建省中西部、江西省東部、湖南省南部、広西チワン族自治区北部で、特に安徽南部と広西北部では降水量が平年の2-3倍の状態という。

 

 中国では1998年、長江以南や東北地方の一部で洪水が多発した。被災面積は日本の国土の半分以上の21万2000平方キロメートルで、被災者は日本の人口の2倍近い2億4000万人。死者は3000人を超えたとされる。

 

 「一大国難」とされた98年の大水害だが、今年(2016)の降水量は、同年を相当に上回る水準で推移している。98年の同期(3月21日-5月13日)と比較して、累計雨量が300ミリを超えた地域は、98年が45万平方キロメートルであったのに対し、今年は95万平方キロメートルと、2倍近くに達した。

 

 長江本流ではまだ、大規模な被害が発生していないが、中国南部の中小の河川と周辺では、洪水、斜面の崩落、土石流などが数百回発生した。

 

 中国南部では、これから5月末にかけて、さらに4波の大雨に見舞われる見込みという。(編集担当:如月隼人)

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参考:・南方近期雨量超1998年同期 5月仍有4轮雨 (中国語)


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Posted by 如月隼人