雑記:日本は中国だ! と、そう思う

いやいや、日本が中華人民共和国の一部だと言うのではありませんよ。決してそうではありません。では何かと言うと、日本人は自国を「小さな国」と、よく言いますよね。本当にそうかと考えるわけです。

 

まず人口。日本の人口は1億2700万人ほど。確かに人口13億の中国の10分の1足らず。ただ、世界を眺めると、日本を人口の少ない国とは言えない。ランキングを見ましょう。

1位:中国 / 2位:インド(約12.2億) / 3位:米国(約3.1億) / 4位:インドネシア(約2.4億) / 5位:ブラジル(約1.9億) / 6位:パキスタン(約1・7億) / 7位:ナイジェリア(約1.6億) / 8位:バングラディシュ(約1.5億) / 9位:ロシア(約1.5億)……と続き、日本は第10位です。

 

日本の人口は欧州では人口の多いドイツの8000万台や英国やイタリア、フランスの6000万台よりもずいぶん多い。

 

国土面積では日本は世界で第62位と順位が低くなりますが、ドイツ(63位)、や英国(80位)よりも大きい。

 

ちなみに領海と排他的経済水域を合わせた「海洋面積」で、日本は世界第1位である米国の1135万1000平方キロメートルよりはずいぶん小さくなりますが、それでも第2位のフランス、さらにオーストラリア、ロシア、カナダに続いて447万9400平方キロメートルに続き、世界で第6位です。

 

経済規模に至っては、はっきりと大国ですね。GDPでは中国の半分程度になりましたが、それでも世界第3位。1人当たりのGDPでは、実は多くの日本人が思っているほどランキング上位ではなく、世界で20位台の中ほど。それでも70位台の中国よりずいぶん上です。

 

ちなみに、日本語は母語人口の順位で、世界第9位とされています。第1位から挙げると中国語、英語、ヒンディー語、スペイン語、アラビア語、ベンガル語、ポルトガル語、ロシア語の次に日本語がランクインします。

 

私が何を言いたいのかというと、日本人に大国意識を持てと言うのではありません。もちろんですが。

 

日本人は「中国意識」(ちゅうこくいしき、と読んでいただきたい)を持つべきだということです。では、「中国意識」とは何か。日本の行動や方針転換は、国際社会にそれなりのインパクトを与えます。かと言って、強引なことが通るわけではない。

 

つまり、自国の立ち回りには、かなり高度な知恵を使わねばならないということです。批判の対象になりやすい、その一方で称賛や感謝の対象にもなりやすい。そんな、大きな落差が生じやすい立ち位置です。

 

それから、日本独自の発想とか文化を過大評価することはできないけど、それなりの自信を持ってよい、というか、持たないとかえっておかしなことになるということです。

 

例えば日本語について。母語人口で上位にある言語は、中国語やヒンディー語を除き、発祥した国以外で多く話されているという特徴があります。日本の場合、話者のほとんどが自国内という面はあるのですが、これだけ多くの人の母語であるということは、「日本語的な発想」のコミュニケーションが全人類の中でかなり大きな比重を占めているということです。

 

ですから、海外における日本語の普及にも、もっと力を入れるべきだと思う。まず、日本語を理解する外国人が増えることは、日本にとって得です。しかし、それだけではない。日本語を学習した外国人にとっても得なはずです。何しろ、世界で9番目に多い日本語話者の発想に触れることができるわけですから。

 

最近になり国外で、サブカルチャーを含めて日本文化が注目されたりしています。日本食もそうですね。「だから日本はすごい」と過信することは禁物ですけど、世界における日本の影響は「小さくはない」と認識し、それだからこそ自らの言動をしっかりと律する覚悟が必要と思います。