オーストラリアで遊覧船が爆発・炎上 乗客は全員が中国人

 オーストラリアで11日、遊覧船のエンジン部分が爆発・炎上する事故が発生した。乗務員4人を除き、乗客42人全員が中国人だった。船長は、火災を消し止めるのは不可能と判断し、全員が「海に逃げる」ことを決断した。中国メディアの国際船舶網が伝えた。

 

 爆発炎上たのは「スピリット・オブ・1770」号。船長20メートルほどの双胴の遊覧船で、オーストラリア北東部沖にあるウッドサンデー諸島付近を航行していた。

 

 午後4時ごろ、船のエンジンが「ドーン!」という音とともに爆発した。直後に大きな火の手が上がった。船尾近くの上部構造が炎に包まれた。火の回りは早かった。船長は「消火は不可能」と判断。沈没の恐れもあるとして、乗船していた全員を退去させる決断をした。

 

 午後4時半ごろ、乗員らは船の救命いかだを浮かべるのに成功。乗客は次々に乗り移った。船は事故発生直後に状況を通報しており、午後7時半ごろには現場海域に救助船3隻が到着した。また、オーストラリア海事安全局の航空機が、海に取り残された人がいないか捜索を続けた。

 

 乗客らは約5時間後に、上陸することができた。待機していた医療スタッフが、救助された人の健康状態を調べた。19人が軽度の低体温状態で、1人が肋骨を骨折している可能性があるが、それほど大きな問題ではないという。(編集担当:如月隼人)

 

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参考:澳洲一游船爆炸40余中国游客跳海逃生(中国語)