中国人の「頭のモード切り替え」について


今、中国人に対する「イメージ」って、あまりよくないと思います(“あまり”どころではないって意見もありそうですが)
「金儲けのことばかり」、「自分勝手」、「ルール無視」……。
まあ、悪口言ったらきりがない状態。



実際につきあうと、「立派だな」と思える人もめずらしくない。中国から配信されてくる記事なんかを見ても、すばらしい人がいる。一生を通じて多くのストリート・チルドレンを育て上げたなんて人もいた。


http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1115&f=national_1115_189.shtml
ストリートチルドレンの父」死去、23年で400人育てる=中国

それから、自らの危険をかえりみず、人を救った話もある。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0222&f=national_0222_032.shtml
テレビ爆発・火災発生、隣家住人が寝たきりの高齢者を救助=武漢

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0118&f=national_0118_059.shtml
火災現場でマスクを子どもに渡した消防士、救助成功後に昏倒=中国


本日は
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0331&f=national_0331_159.shtml
ダンプ追突で炎上…71歳男性が乗用車の運転手を救出=中国


てな記事をあげた。

中国のメディアは「社会の暗い面だけを一方的に取り上げないように」と要請されていますから、「美談」が多くなる傾向はありますが、人助けの立派な行いも多いことは、否定できない。


このことについてですが、
最近、中国人の頭の中は、「思考のモードが、スイッチひとつで切り替わるようにできている」のではないかと、感じています。もちろん、中国人とか日本人とか、所属する集団で十把一絡げにしてしまうのはよくない。あくまでも全体的な傾向です。


日本人って、周囲のことをよく「気配り」するっていいますよね。その時点のことだけでなく、「こうしたら、後はどうなるか」なんて、わりと考え込んだりします。


中国人の頭の中って、その場、その場でモードが切り替わって、他のことはあまり考えないのではないかなあ。


「金儲けしたい」って思うと、それだけを追求。「日本はけしからん」と思う

と、たちまちの反日の嵐。それまで「日本製品はすばらしい」、「日本のアニメが大好き」と思っていても、頭の中が“反日モード”になると、親日的な感情は消え去ってしまう。


救いが必要な人を目の前にして「何とか助けたい」と思うった場合にも、やはりモード変更。危険を顧みず火の中に飛び込む。もちろん、日本人でもそういう人はいっぱいいます。以前に山手線のホームから転落した人を救おうとして亡くなった2人のうち、1人は韓国人の若者でしたね。どこの国の人でも同じだと思います。でも、中国人の場合どうも、「頭のモード切り替え」がとてもはっきりしているように思える。


問題は、「ひとつのモード」になると、それ以外の発想が消え去ってしまう場合の多いことではないかな。たとえば、「豊かになりたい」と考えると、「不正なことをしてはならない」という意識が消えやすい。買い物や乗車の際にも「皆が並んだ方が、気持ちよく、トラブルもなく、公平に希望することが実現できる」という発想は吹き飛びやすい。「あれ、ほしい」、「楽をしたい」という意識だけになりやすい。現状と目的を「最短距離の直線」で結ぶ発想で、その他のことはあまり考慮できなくなってしまう。


場合によってはよい結果をズバリと出せることもあるが、逆に「そんなこと、考えてみりゃ最初から分かるだろう」という事態を招くことも多い。


あとは、知識や体験の不足で「モードの持ち駒」が少ないことも問題になるかもしれない。もちろん、これも人によって大きな差はありますが、「遵法意識」や「トラブル回避」、「リスク見積もり」というモードがなければ、あるいは貧弱ならば、そういう発想になるわけがない。


もちろん、身勝手で短絡的な犯罪などは日本にも多くあります。第二次世界大戦だって、戦争の善悪は別にしても、彼我の力の分析を客観的にしていたとはとても思えませんから、一刀両断には言えない。ただ、日常の発想からして、中国人の考え方には「モード切り替え現象」が目立つような気がします。このあたり、中国人にもどう思うか聞いてみたいところです。


誤解のないよう付け加えますが、民族の気質や国民性そのものに対して「よい、悪い」などと簡単には言えないと思っています。問題は「よく出るか、悪く出るか」ということです。


この文章をお読みいただけば、お分かりいただけると思いますが、中国人の悪口を言っているのではありません。よくも悪くも「モード切り替え現象」を感じる場合が多いと言っているだけです。日本人の「全方向気配り」にしても、「考え込んでしまって、結局は何もできない」ことになりやすい。日本人は自分たちの発想の問題点に何となく気づいているので、逆に「決断」とか「実行力」を強調する場合が多いのかなあ、とも思えます。


昔、中国人に「日本には、『石橋を叩いて渡る』ということわざがある」と話したところ、ちょっと驚いた表情をして「中国では、『山に行けば道がある』と言います」と教えてくれました。「何かやろうと思ったら、いろいろ考えたりせずに実行してしまえ。何とかなるものだ」という意味です。「発想が逆ですねえ」と、ふたりで笑いあいました。font>