台湾を訪れる中国の団体旅行客が激減、6月はかつての3分の1に・・・日本人観光客は大幅増

 台湾を訪れる中国の団体旅行客が激減している。台湾メディアの中時電子報によると、6月には最盛時の3分の1ほどの人数になる見込みだ。一方、聯合新聞網によると、2月からの累計では大陸からの客はそれほど目立った減少は示していない。さらに、日本人旅行客は前年同期比26.15%の大幅増という。

 

 中国側は3月に、台湾への団体旅行の制限を強化しはじめた。。当局側の各旅行会社への「割当量」を減らすという方式で、旅行会社側がそれまでとあまり変わりのないペースで団体旅行の実施を進めたため、6月ごろになり「割当量をほぼ使い終わった」ケースが続出するという。

 

 団体旅行客の激減は予想できたことなので、各航空会社は夏のダイヤを組むにあたって、大陸との路線で大幅な減便を実施した。中時電子報は中国人客の激減を「黒い6月」と表現した。

 

 出入国を管理する移民署によると、大陸から団体旅行による訪台を申請した人は、1月には24万8800人、2月には13万4700人、3月には26万3000人、4月には12万3300人だったが、5月は1-26日で6万4300人と、明らかに激減した。

 

 聯合新聞網によると大陸で日用品をダイレクト・マーケティングで販売する大手完美公司は、成績優秀な販売員3000人への報償として予定していた2016年後半の台湾旅行をすべてキャンセルした。同業企業が予定していた台湾への報償旅行は、蔡英文政権が発足した5月20日以降、すべてキャンセルされたという。

 

 2月以降に台湾を訪れた観光客の累計数で見ると、大陸人は前年同期比2.95%減の33万5981人で、それほど目立った減少は見せていない。ただし、今後は影響が拡大する可能性が高い。

 

 同期に台湾を訪れた人で、2番目に多かったのは日本人で前年同期比26.15%の9万3002人だった。第3位以下は香港、韓国、マレーシア、シンガポール、米国、欧州、ニュージーランド・オーストラリアからの客だった。

 

 大陸以外からの客は増加を示しているが、台湾の旅行業界からは「第2位から9位までの増加をすべて合わせても、大陸客の2%-3%減の穴は埋められない」、「まして、現在は大陸客が毎月20%から50%減り続けている状況だ」と悲観的な見方をしているという。(編集担当:如月隼人)

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参考:(中国語)

黑色6月 陸客團只剩1/3
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