古銭出土、人々押し寄せ「いただけ、それっ」 追い払われても再び押し寄せ「まだあるはず、掘れっ!」

 四川省メディアの成都商報などによると、同省凉山州西昌市内の工事現場で5月6日、工事現場で大量の古銭が出土したところ、数百人が押し寄せ思い思いに持ち去ったことが分かった。人々は当局に排除されたが、それでも¥「まだあるはずだ」として地面を掘り始めた。

 

 西昌市旧市街で下水道管の敷設工事をしていたところ、大量の古銭が出土した。正午ごろの出来事だったという。工事関係者によると、噂は瞬時に広まったらしく、たちまちにして大量の人が押し寄せた。

 

 数百人程度が殺到した。工事関係者は押しとどめようとしたが、あまりにも大勢の人がやってきたため、収集がつかなくなった。現場は混乱した。そのため、文化財を担当する市文物局に通報すると同時に、工事関係者を増派して群衆を押しとどめようとした。

 

 事態がどのように収集されたかは伝えられない。市文物管理所の馬玉萍所長によると、工事現場からの通報を受け、文物局のすぐにスタッフを派遣した。古銭は清代のもので、地下2.9メートルの深さに、約5平方メートルにわたって埋まっていた。

 

 文物局のスタッフ7、8人が、11時間をかけて古銭をすべて掘り出した。重さは約83.8キログラムで、3万枚程度あると考えられている。詳しい調べはまだだが、清代の光緒年間(1875-1908年)に、何らかの災害で一気に埋まったとみられるという。

 

 とりあえずの調査を終えて文物局スタッフが引き上げると、人々がまた押し寄せた。「まだ埋まっているはず」として、いたるところで穴を掘り始めた。そのため、工事が再開できなくなった。文物局では改めて、スタッフを交替で現場に残して「盗掘」をやめるよう呼びかけることにしたが、人々はそれでも掘り続け。

 

 さらに現場では、掘り当てた古銭の売買が始まった。腐食のひどいもので1枚2元(1元=約16.8円)、状態のよいもので10元という“相場”が立ったという。

 

 その後、警察が大量の警察官を動員して、「盗掘行為」をやめさせた。それでも掘ろうとする者がいたので、警察官が個別に強く警告すると、しぶしぶあきらめた。残念そうな表情で現場をなかなか立ち去ろうとしない人もいたが、「もうこれ以上、掘るのは無理なようだ」とあきらめて、少しずつ去っていったという。

 

 馬所長によると、6日の古銭出土は、凉山州内では全体量、種類ともに過去最多という。すべて清代のもので、当時に造幣所があった雲南省の昆明や東川などから運ばれてきたものと考えられる。いずれも低額の硬貨で、今で言えば1角(0.1元)硬貨に相当する。

 

 硬貨出土は西昌市の歴史を研究する上では重要な意義があるが、硬貨そのものは高額で取り引きされるものではない。専門家によると、古銭市場では状態の良いものでも数元で取り引きされており、状態が悪ければ取り引きの対象にならないという。(編集担当:如月隼人)

関連:
飛び散るクリーム、倒れるテーブル 文化祭りで「特大ケーキ」、人々一斉に「いただけ、それっ!」
押し売りが「人さらい」と誤解され、住民に捕まって街路樹に「逆さ吊り」=中国

参考:・收手吧,你们违法挖的“宝”不值钱!(中国語)


社会

Posted by 如月隼人