上海ディズニーの「ミッキーマウスまん」、1個570円に「日本より高い!」のブーイング

 上海ディズニーリゾートが16日、正式開業する。多くの中国人が関心を寄せているが、園内で売られる飲食物の価格が高すぎるとして、“ブーイング”が発生しているという。中国新聞社などが報じた。

 

 上海ディズニーはすでに、一部が開業している。中国ではネット民の1人が、レシートの写真を紹介して、「価格の高さ」を訴えた。

 

 ミッキーマウスまんを6個、中華式のチキン・パイを6個、ミネラルウォーターを4本買ったところ、430元(約7000円)になったという。

 

 とりわけ関心を集めたのは「ミッキーマウスまん」で、1個35元だったという。日本円では約570円だ。

 

 中国では逆に、東京ディズニーの「ミッキーマウスまん」は人民元換算で27.5元となり、「上海より7.5元も安い」と紹介された。

 

 このため、上海ディズニーで売られている飲食物が高すぎるとのブーイングが噴出した。ただし「娯楽施設なのだから仕方ない」との意見もあるという。

 

 なお、上海ディズニーは「未開封ならば飲食物の持ち込みは自由」と表明している。
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◆解説◆
 多くの中国人にとって、上海ディズニーの建設決定は自尊心を大いに満足させてくれる出来事だった。世界最強国の米国発の娯楽施設であり、アジアでは日本、そして香港など、極めて先進的な土地に建設されてきたという経緯があったからだ。

 

 自国に「ディズニー」の建設が決まった時に、多くの中国人が「自国の地位が高まったからだ」と素直に喜んだ。

 

 ところで、商業施設であるからには、料金設定は経営側の権利であるはずだ。客としては、「高すぎると思えば利用せねばよい」というだけの話になる。少なくとも、事前に料金を明示しておけば、さほど問題はないはずだ。

 

 しかし中国では、格差の広がりが深刻という問題がある。「自国の誉れ」であるはずの上海ディズニーにも、まったく無縁の人々が数多く存在する。全人口を見れば、むしろ無縁の人の方が多いのではないか。

 

 上海ディズニーを巡って発生した「ミッキーマウスまん」についての価格論争を見ても、中国の格差問題について複雑な気持ちになる。(編集担当:如月隼人) 【関連】
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Posted by 如月隼人