雑感:あれ? 志位さんが中国人になっちゃった?

まずは、こちらをごらんください。

しんぶん赤旗(電子版)3月17日付(電子版)の記事です(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-17/2016031701_04_1.html)。

 

最近、街角でよく見かけるポスターですね。いやいや、政治的なことを言おうとするのではありません。全く違う。ただ、中国や中華圏に関心のある人なら、絶対に思うことがある。黙っているのも「腹ふくるる」思いですから、書いてしまう。

 

中国人の昔ながらの挨拶です。細かいやり方はいろいろあるようですが、要するに、相手の方に向いて立ち、両手を合わせる。中国語では「拱手(ゴンショウ)」と言います。

 

昔、昔、香港なんかに来た西欧人が「われわれは相手と手を握り合って挨拶する。中国人は自分自身の手を握って挨拶する」と紹介しています。なるほど。確かにその通りだ。

 

日本共産党は、志位委員長の手を握るポーズで、野党の選挙協力を強調したのですね。まあ、説明を聞くと分かりますが、私は初めてこのポスターを見た時に「あれ? 中国人になっちゃった」と驚きました。

 

なお中国では、社会主義政権が誕生したのにともない、古い習慣の「大改造」が行われました。この「拱手」は廃止され、西洋流の握手になりました。現在でも握手が主流ですが、この「拱手」のポーズをする場合もあります。

ついでですから、中国人の礼儀作法をちょっとだけご紹介しておきましょう。

 

たとえば、どこかで人を待っていた。あなたは椅子に腰を掛けています。待ち人があらわれた。その場合、起立します。立ち上がることで、相手に対する敬意と歓迎の意をあらわします。

ま、これは日本人でも割と普通にするかな。ただ、私に「中国人は立ち上がって相手への敬

意を示す。日本人は逆に座る」と言った中国人がいました。「はて? そうかな」と思って聞いてみたところ、日本に来て、初めて日本人の家に招かれたとき、その家の奥様とおばあさまが玄関のところにぺたりと座ってお辞儀をしたので、「中国人とは逆だ」と思ったそうです。

 

もうひとつ、ご紹介しましょう。壇上で集まった人々から拍手を受ける。その場合には自分でも

拍手をします。「拍手のお返し」ということで、拍手してくれた人への感謝を示すそうです。これは、中国人の政治家がよくやっています。

 

毛沢東や周恩来など古い時代の政治家は、必ずやっています。今の政治家は、はっきりやる

人と、そうははっきりとやらない人がいるみたいですね。ひょっとしたら、そのあたりに政治家の意識がにじみ出るのかもしれない。習近平主席は、かなりはっきりやる方に思える。