変電所爆発、周辺施設も次々爆発 夜空を焦がす紅蓮の炎、道路に亀裂、蓋が吹き飛ぶマンホール=西安

 陝西省西安市内で18日午前0時半ごろ、変電所が爆発・炎上した。紅蓮の炎が夜空に吹き上がった。

 近く配電設備も爆発した。道路の下でも爆発音がした。マンホールの蓋が吹き飛んだ。アスファルト舗装に亀裂が走った。中国メディアの澎湃新聞などが伝えた。

 

 周辺住民によると、変電所からドーンという音が響いてきた。夜空に炎が吹き上がった。爆発が発生したのは、西安城南第一変電所。爆発の直後に周辺地域は停電した。一部地域では断水した。変電所から立ち上る炎で、周囲は白昼のように明るくなったという。

 変電所が爆発するのと前後して、変電所から約500メートルの地点にある配電設備が爆発した。歩道上に設置されている設備で、装置の外枠が近くの飲食店のガラス戸を突き破って店内に飛び込んだ。さまざまな破片が周囲に飛んだ。飲食店隣の接骨院では、柱の外装が粉砕されて脱落した。

 配電設備周辺では、地下からも「ズーン」という音が響き、地面が揺れた。アスファルト舗装に路上に亀裂が走り、マンホール4カ所で蓋が吹き飛んだ。地下に敷設されていた電力線に関係する爆発とみられている。マンホールの蓋やコンクリート片などで、駐車中の自動車が少なくとも2台、叩き壊された。

 

 電力事業では一般に、発電所からは高電圧で送電する。電圧が高い方が効率がよいためだ。それを複数の変電所で段階的に低電圧に変換し、家庭用(中国では220V、日本は100V)や工場用として送電する。

 

 爆発を起こした変電所は330kV(33万V)の電流を、1段階低い電圧に変換していた。路上の配電設備は、10kVで送られてくる電流を、さらに低い電圧に変換していたという。

西安城南第一変電所は燃え続けた。消防車十数台が駆け付け、消火に当たった。電力会社は、地下に敷設していた電力線が最初に出火し、その影響で周辺の変電装置が故障したと説明した。

 

 西安城南第一変電所で、死傷者は出なかった。路上の爆発現場では、通りかかった21歳の男性1人が負傷した。写真から判断する限り、顔数カ所に擦過傷があり、ティッシュペーパーのようなもので口を押さえているが、軽傷と思われる。(編集担当:如月隼人)

 

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【参考】・西安一变电站深夜燃爆,另有地铁口附近一配电箱爆炸伤及人车(中国語)