誘拐されてから73年、実の姉との再開を果たす 空港で抱き合い言葉にならず号泣=中国

 中国メディアの新浪網などによると、広東州広州の白雲国際空港で21日、79歳の李淑栄さんと81歳の艾淑章さんが抱き合って号泣した。2人は姉妹で、李さんが73年前に誘拐されたため、会うことができなかったという。

 李さんによると、一家は河北省に住んでいたが、誘拐されて東北地方に売られた。それ以降の家族と連絡することができなくなった。子や孫にも恵まれて幸せな生活をするようになったが、歳をとるにつて血縁のある親族と会いたいと思う気持ちは強まるばかりだったという。

 

 中国では現在でも小児の誘拐が相次いでいる。犯罪組織が摘発されることも多いが、物心がつく前の幼い子を誘拐するケースも多く、家族を探すことが難しい場合が多い。そのため、誘拐された子の親を探すボランティア組織が存在する。

 

李さんは、そんなボランティアグループに自分の境遇を話して助けを求めた。李さんの家族を見つけるには大変な手間がかかったが、最終的に姉が広東省に在住していることを突き止めたという。

 

 李さんと広東省在住の艾さんに「2人が姉妹であることが確実」との知らせがもたらされて以来、2人とも何日も眠れなかったという。艾さんは21日、4時間の空路を経て白雲空港に到着した李さんを迎えた。2人とも言葉が出なくなり、ただ涙を流した。空港に迎えに来た艾さんの孫や子も、泣いた。

 

 李さんは今後しばらく、艾さんの家に滞在する予定だ。子どものころに引き離され、再開したときには2人も年を取ってしまった。ゆっくりと、姉妹の感情を取り戻すつもりという。(編集担当:如月隼人)

 

【参考】・被拐73年 广东80岁老人与姐姐团聚(中国語)


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Posted by 如月隼人