深センで「絶え間なく」続く陥没事故、市政府ある福田区だけでも今年になってから100回超

広東省深セン市内で2日午前6時ごろ、道路が約10平方メートルにわたり陥没し、自動車2台が落ちた。地元紙の深セン商報によると、同市内では道路や地面の陥没が続いており、2016年になってから8月19日までで、「規模が比較的大きい」陥没だけでも105回が確認されたという。

 

 

地元メディアの深セン新聞網によると、2日早朝の陥没が発生した場所は同市宝安区西郷街道。自動車2台が転落して損傷したが、死傷者は出なかった。詳しく伝えられていないが、写真では路上駐車をしていた自動車が落ちたようにも見える。

 

 

同陥没の原因は、排水口の基礎工事に問題があったことに加え、長期にわたり雨が降り続いたため、道路下で土砂が押し流されえ空洞が発生したためとみられている。

8月22日付深セン商報によると、市政府所在地の福田区だけでも、2016年になってから8月19日までに、「規模が比較的大きい」陥没または陥没につながる事態が105件、発生した。陥没事故は、水道管などが集中している上に老朽化が進む地区で集中している。

同区環境保護和水務局(環境保護と水道局)によると、陥没の原因の割合は、水道管破損によるものが約28.6%、道路の沈降や土砂流出、工事の際などの埋め立て不十分が41%、地下鉄工事や建物建設の規則工事によるものが21%、電気ケーブル管やマンホールの破損によるものが9.6%。

 

そのため同局では道路陥没の防止を重要な目標として専門チームを発足させ、2016-18年の3年計画で、対策に取り組んでいる。16年内には245カ所、2018年までの3年間では累計689カ所の「潜在的危険個所」を再整備するという。

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◆解説◆
福田区は深セン市内南部にあり、香港と境を接している。広深高速道路皇崗インターチェンジが設置されるなど香港との物流の重要拠点で、市中心部にはコンベンションセンターがあり、その周辺はオフィスビル街。さらに地下鉄1号線沿線などでは高級住宅地としての開発も進んでいる。

同区の面積は78.8平方キロメートルで、東京都大田区の60.7平方キロメートルよりひと回り大きい程度。開発が始まったのは1980年に深セン市が経済特区に指定されてからで、都市としての歴史は26年ほど。(編集担当:如月隼人)

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