遺跡から出土の馬の彫像、「強烈キャラ」が中国で評判に

中国で、四川省の三星堆遺跡からの出土品を扱う三星堆博物館がこのほど修復した馬頭の彫刻が評判になっている。あまりにも強烈で性格的なキャラクターがにじみ出る造形に「ブッ飛んでいる」などとの声が寄せられている。

 

三星堆博物館の職員すらも「今日、たまたま文化財修復室で見たが、“劇毒”にあふれている」などと、特異な造形に驚きを示したという。

 

 

中国のインターネットでは、この馬頭の彫刻を「古代人の『表情包』(解説参照)」などと評する意見も寄せられているという。
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◆解説◆
中国のインターネットでは、「顔」にこだわる表現が多く伝わっている。「*^_^*」(ほほえみ)や「T_T」など日本での流行を取り上げたものもあれば、「囧」(落胆)のような、もともと存在してはいるが、あまり使われなかった漢字に、本来とは全く異なる意味を与えた用法もある(「囧」の本来の字義は「明り取りの窓」読み方は中国語が「ヂォン」、日本語が「けい、きょう」)。

中国のインターネットでは、実写の顔をイラストをコラージュさせたり、有名人物が瞬間的に見せた面白い表情の画像が用いられることも増えた。これらの「顔関連の作品」が「表情包」と呼ばれている。三星堆博物館で修復された馬頭の彫像は、「あまりにも特殊な顔」ということで「古代人の『表情包』」と評されることになったようだ。

三星堆遺跡は四川省広漢の三星堆で発見された遺跡。中国文明の本流と考えられてきた中原文化とは別の長江文明に属するとの位置づけが確定した。同遺跡は紀元前2000年ごろまたはさらに古い時代に属すると考えられている。人面や神を表すとされる仮面など、極めて印象的な造形であるものが多い。(編集担当:如月隼人)

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Posted by 如月隼人