3000前年前の「鉄器製造」と「石炭利用」を確認=新疆ウイグル自治区

中国国営の中国通信社によると、新疆ウイグル自治区文物考古学研究所は同区イリ・カザフ自治州ニルカ県のジャランタイ遺跡で2015年と16年に発掘調査を行った結果、同遺跡では現在から3000年前に鉄器を作っており、石炭も使用していたことが明らかになった。

研究所の王永強研究員によると、ジャランタイ遺跡で発掘を行ったところ、石炭が燃えた後の灰や燃えかすが見つかり、さらに未使用の石炭を貯蔵していた個所も確認された。現在から3000年ほど前に、同遺跡に住む人々が石炭を利用していたことは間違いないという。

 

遺跡全体は青銅器文化に属すると考えられているが、鉄塊も見つかった。紀元前1000年前後に、現在の新疆ウイグル自治区内で製鉄が行われていた証拠が、今回の調査で初めて見つかった。

遺跡全体は長方形で、地面に差し込むようにして埋め込まれた石が「仕切り」になっている。遺跡は、イリ川の支流に近い小高い土地にある。遺跡自体は起伏のある土地にあるが、1キロメートルほど離れた場所からは肥沃な平野が広がっており、古代人にとっても、生活のためによい環境だったと考えられるという。(編集担当:如月隼人)

 

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