「蓮舫氏の中華民国籍放棄で台湾人の心は傷つかない」・・・台湾議員が「日台関係に影響なし」と表明

台湾メディアの自由時報に(電子版・16日付)よると、徐国勇・立法院委員(国会議員)は、民進党代表に就任した蓮舫参議院議員が中華民国国籍を放棄したことについて、台湾人の感情が傷つくことはないとの考えを示した。馬英九前総統の娘が米国国籍を取得したケースとは違うという。

 

徐議員は小学校教師、弁護士、台北市議会議員などを経て、2005年から08年まで立法院議員。再選はならなかったが、16年1月の選挙で返り咲いた。所属は民主進歩党(台湾民進党)。

蓮舫参議院議員が台湾籍放棄の手続きをしたと伝えられたことについて、「日本に早くから帰化し、10年間以上も参議院議員を務めている。日本の参議院議員が台湾国籍を放棄するのは極めて自然なことであり、そのことで台湾人の感情が傷つくことはない」と述べた。

徐議員は、台湾人の心を傷つけたのはむしろ、馬英九前総統の娘が米国国籍を持っていることが知られたことだったと表明。馬総統自身が「みずからは中国人であること」を強調していたのに、娘を米国人にしていたからという。

徐議員は蓮舫氏について「台湾の情勢を知っており、台湾と友好的だ。台日の将来の交流に大きな助けになってくれる。国籍問題で台日関係が壊されることはない」と述べた。

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◆解説◆
中華民国(台湾)は重国籍を認めており、蓮舫氏が日台の二重国籍状態を長年にわたり続けていたことも、台湾側から見れば「自国法に違反した」ことにはならない。そのため、今後の蓮舫氏との交流について「法律問題」が障害になることはないと考えられる。

 

台湾にとって重要なことはあくまでも、蓮舫氏自身や同氏が率いる民進党の「政治的な重み」であり、日本でどの程度民意を得ているかを観察しながら、「交流や協力を進めることが、台湾にとって有利かどうか」を判断していくことになると考えてよい。(編集担当:如月隼人)