名門大学の実験室で爆発 学生3人が負傷、命に別状はなし=上海

上海メディアの澎湃新聞によると、華東大学の松江キャンパス(上海市松江区)内にある同大学化工与生物工程学院(化学工業と生物技術学部)の実験室で21日午前10時半ごろ、爆発が発生した。同爆発で学生3人が負傷したが、命に別状はないという。

密閉容器が加熱されたための高温高圧による「物理性爆発」なのか、薬剤の反応のための「化学性爆発」なのかは不明。操作にミスがあったのかどうなのかも不明という。

負傷したのは大学院生3人で、1人はかすり傷程度。2人は病院で治療を受けることになったが、命に別状はないという。

華東学化工与生物工程学院の前身は1951年に設立された、同大学紡績化学工程系(紡績化学技術科)。同学科は紡績や染色で、中国でも最も影響力の大きい研究・教育組織で、国内外からも評価されてきたという。現在ではバイオ科学などで、中国有数のレベルという。

 

中国では大学や研究所の実験室での爆発がしばしば発生しており、中央政府・教育部は今年(2016年)、実験室の安全調査と改善に乗り出した。しかし、爆発や重大事故が継続しているのが現状だ。

上海市機能性素材化学実験室主任の藍閩波教授は問題点として「危険な化学薬品に対する認識不足」、「防護面の不足」、「操作手順の不徹底」、「緊急時の事前対策の不足」、「圧力容器を固定せず放置」、「警報装置の未設置」、「実験室の電力回路や通風装置の不備」などを挙げた。(編集担当:如月隼人)

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