北朝鮮「.kp」サイトはわずか28、しかも10は「接続できず」

インターネット技術情報の専門サイト、TechCrushなどによると、米国のインターネット・セキュリティー技術者が北朝鮮の国別ドメイン「.kp」を持つサイトが28しかないことを突き止めたという。しかも、うち10は外部から接続できない状態だ。

インターネット・セキュリティー技術者のマシュー・ブライアントさんによると、北朝鮮のトップレベルネームサーヴァーが、なぜかグローバルなDNSゾーンに設定されていることを発見。それを利用して、「.kp」を使用しているウェブサイトを調べたところ、わずか28しかなかったという。

接続可能だったのは「高麗航空」、「朝鮮中央通信」、「朝鮮社会科学院」、「朝鮮海洋局」、「朝鮮労働新聞」、「朝鮮観光局」、「金日成大学」など、多くは国営報道機関や、外国とのつながりが必要な機関や国営企業。朝鮮料理紹介の「http://cooks.kp」も接続可能な状態だ。ただしいずれも、接続には時間がかかる。北朝鮮における通信インフラの事情を反映しているとみるのが妥当だろう。

ブライアントさんによると、28のサイトのうち10は、接続できない状態だった。「.kp」は世界の国と地域のドメインの中でも、使用例が最も少ないものの1つと考えてよいだろう。

ただし北朝鮮は1990年代のかなり早い時期から、インターネット技術者の養成に力を入れており、才能ある子どもの「早期英才教育」も行っている。同国のインタネット事情からは、民用目的で技術者育成に力を入れているとは考えにくく、サイバー攻撃を念頭に置いていると考えてよい。(編集担当:如月隼人)

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