下校時に買い食いした男子生徒が殺鼠剤中毒 露店が死んだネズミの肉を使っていた可能性=雲南

雲南省メディアの雲南網によると同省東部の文山チワン族ミャオ族自治州に住む13歳の男子中学生生徒に、5日から腹痛や嘔吐、血尿などの症状が出た。検査したところ殺鼠剤中毒と分かった。下校時に買って食べた鶏肉のから揚げなどが原因とみられている。露店で死んだネズミの肉を使っていた可能性があるという。

少年は中学2年生で13歳。2日の下校時に、学校の近くの露店で鶏肉のから揚げを買って食べた。翌3日には、別の露店でソーセージを買って食べた。5日に腹痛や吐き気を感じた。6日の体育の授業時に、がまんできないほど気分が悪くなり、親は少年を近くの病院に連れて行った。その時には体にあざが似られるようになり、血尿も出る状態になっていた。

病院では、施設の整っている省都の昆明市の病院に行き、改めて診察を受けるように勧められた。昆明市にある雲南省第二人民医院(病院)で検査を受けたところ、殺鼠剤として用いられるダイファシン系薬物の中毒と分かった。

ダイファシン系殺鼠剤は中国で「敵鼠」と呼ばれ、よく使われている。男子生徒は省第一人民医院で治療を受けることになった。同病院小児科副主任の劉雁医師によると、「敵鼠」は中国で使用が認められている殺鼠剤だが、人が摂取した場合、0.16グラムで中毒症状が出ることがある。

「敵鼠」には動物の血液の凝固力を低下させる作用があり、ネズミが食べれば数日内に出血死する。人が摂取した場合も、すぐに作用が現れるのではなく、1、2日後に気分の悪さや吐き気などの症状が出て、血液の凝固力が徐々に低下する。内出血で死亡する恐れもある。

「敵鼠」は体外に排泄されにくい性質を持っている。そのため、約半年にわたり治療を受ける必要がある。少年はビタミン剤の投与や血漿の輸血を受けている。血液凝固作用は徐々に回復しはじめたという。

中毒の原因だが、少年は学校では同級生と、自宅では家族と食事をしていた。同級生にも家族にも中毒者は出ていない。周囲と違っているのは下校時に鶏肉やソーセージを食べたことだけで、劉医師らは、外食した肉に殺鼠剤が含まれていたことを疑っている。

殺鼠剤で死んだネズミや、死んだ猫の肉を人が食べた場合、人の殺鼠剤中毒に結びつくという。(編集担当:如月隼人)

 

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Posted by 如月隼人