豊洲市場問題に輪をかけて危険? 有害廃棄物の違法廃棄場所の上に精米施設=中国

中国メディアの現代快報によると、江蘇省泰興市で建設中の江蘇普信米業有限公司の新施設の地下に、化学工場から出た有害物質が大量に埋められていたことが分かった。「米業有限公司」とは、生産地から米穀を買い取り、保管・精米処理などをして販売する企業だ。

現地メディアの現代快報が伝えた。普信米業は規則に違反して、当局による調査や許可を経ないで施設を建設していた。建設現場は染料工場の跡地で、環境問題に取り組むボランティアが建設現場に化学薬品の強烈な異臭が漂っていることを確認。さらに、2012年に依頼を受けて、同現場に染料工場から出た廃棄物の入った容器を埋めたとする人の証言も得た。

証言によると、人を介して工場敷地内に廃棄物を埋める仕事を依頼された。廃棄物は赤色や黒色の固形物または液体の化学物質で、容器に入っているが強烈な臭いがした。長さ10メートル、幅3メートル、深さ6メートルほどの穴をあけ、容器を埋めた。毎年800元(約1万2000円)の報酬で引き受けたが、違法行為をしていることが心配になり、1年でやめたという。

泰興市環境局は24日午前、「非常に危険な物質が廃棄され埋められていた事件」として扱うことに決まったと発表した。染料工場の元経営者は同日午前5時に身柄を拘束された。警察は同日中に、別の容疑者2人の身柄も拘束した。

江蘇普信米業有限公司は施設建設にあたり、環境当局の調査と許可を得ていなかった。環境局は9月1日に施行されたばかりの「環境影響評価法」に基づき、工事を中止させた。現場は立ち入り禁止となった。

江蘇普信米業有限公司の施設建設に対する総投資額は1億500万元(約16億円)で、総投資額の1%から5%という基準により、315万元(約4800万円)の罰金が科せられることになるという。(編集担当:如月隼人)

 

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Posted by 如月隼人