ブランド品「半額バーゲン」、聞きつけた市民「安い。買わねば。それっ」 1万人以上つめかけ営業不能

浙江省杭州市で23日、商業施設に入居するアディダス製品を扱う商店が、服や靴を半額で販売するバーゲンを実施したところ、開店前から建物前に1万人以上の人がつめかけた。あまりの人出に、警察からの要請で、開店してから店側は1時間ほどで、その日の営業を中止した。上海メディアの澎湃新聞などが伝えた。

店側がSNSを利用してバーゲンの告知をしたのは21日だった。「アディダスが半額。杭州でここだけ。9月23日の1日だけ」など、人々の心をくすぐる文言を並べた。当日中に閲覧回数は10万を超えた。閲覧回数は最終的に延べ60万を超えた。

23日午前6時ごろには、店が入居する建物前に人だかりができていた。店側も人出の多さは予想しており、警察に事前に連絡していた。警察は混乱と事故を避けるため、警察官を動員して周囲の整理に当たった。午前8時ごろまでには数千人の人が集まり、開店時間の午前10時には1万人をゆうに超えていたという。

人々は、警察官の指導に従い、店の前で行列を作って並んでいた。開店時間になった。ビルの門が開いた。人々はもう、なりふりに構わなかった。「それっ」とばかりに建物になだれ込んだ。売り場を目指して走った。

売り場スタッフによると、午前10時になると同時に、ビル入口方向から人々が一斉に押し寄せてきた。走ると危険なので手を挙げて制止しようとしたが、役に立たなかった。

靴の販売を担当するスタッフによると、人々の行動は、普段とはまったく違っていた。普段なら、まずサイズを確認して試着してから、購入しようかどうか考える。この日の客は、サイズを確認するとただちに、支払いカウンターに走った。

 

あまり混乱に「これは危険だ」と感じた店員もいた。その場でプラカードを作った。「生命は何よりの大切です」と手書きして、高く掲げた。効果はあまりなかったようだ。

バーゲンセールとは無関係な店にも、人々は押し寄せた。店側は「本店は5割引きバーゲンを実施しておりません」などの表示を出すなど、対応に追われた。

 

営業開始から約1時間で警察は、「安全が確保できない」として、営業の中止を要請した。店側も、警察側の指示を妥当として、従うことにした。店は、まだ並んだ人に対して、整理券を配った。26日から29日の4日間に整理券を持参して来店すれば、5割引きでの販売に応じるという。店が配った整理券は、23日午前だけで1万5000枚に達したという。(編集担当:如月隼人)

 

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