中国の国慶節連休、香港でも台湾でも大陸客が激減、「爆買い」も影ひそめる

中国はで1日、同日の国慶節(建国記念日)に伴う秋の大型連休が始まった。振替休日などを行い7日までが休日となる(8日土曜日、9日日曜日は平日あつかい)。過去数年にわたり香港でも台湾でも国慶節連休には多くの大陸人客を迎えたが、今年は激減しており、「爆買い」も影をひそめたという。

香港メディアの星島日報によると、過去数年間に比べ、国慶節連休に香港を訪れる中国人客はめっきり減った。繁華街の尖沙嘴(チムサーチョイ)や旺角(モンコック)でも、商店の前に中国人客が行列する姿は、ほとんど見られなくなった。

香港では、宿泊する中国人客も減り、買い物は化粧品、保健品、衣服などで数千元から1万元程度の出費をする人がほとんどという。業界団体の香港旅游業協議会(観光業協議会)によると、香港を訪れるツアー団体は前年同期比で3割減とみられる。

台湾でも、中国人客が激減した。台湾では5月の民進党・蔡英文政権発足から、中国人客が激減する状態が続いているが、国慶節連休も同様の状況が続いている。

観光地として有名な台湾中部にある湖の日月潭では、大陸からくるツアー団体が昨年(2015年)の2割程度にとどまっているという。業者からは「旅行会社は、国慶節期間中に大陸からの団体客が増加すると言っていたが、実際には増えていない」との声が聞こえてくるという。

日月潭の遊覧船は過去数年間にわたり、休日の利用者の8割程度が、平日には9割程度が大陸からの団体客だった。今年は大陸からの客が激減しており、業者にとっては極めて厳しい状況になっているという。(編集担当:如月隼人)

 

【関連】
台湾を訪れる中国の団体旅行客が激減、6月はかつての3分の1に・・・日本人観光客は大幅増
中国大陸から香港への旅行客が激減、春のゴールデンウィークの団体客は9割減との見方も