雑記:私に「ヘッドハンティング」のメールが来た。さて、どうするか

最近は仕事場で、メーラーの整理に時間を費やしています。新しく下ってきた業務で、メールのやり取りが本質に大切になるものですから。
まあ、記者稼業をしていた関係で、いろいろなところからメールが飛び込む。特にPR関係。1日に300通を超えることはざらです。そういう物をこの際、きっちり仕分けできるようにしておこう。
本日も、着信メールの整理をしていました。あれま? 妙なメールが飛び込んでいた。あれまあれま。これ、私をいわゆるヘッドハンティングしようとするメールでだ。面白いから読んでみたけど、内容がとびきり怪しい。面白いので、私の所感付きで、全文公開します。
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こんばんは!
(如月注<以下、同じ>:これ、午後1時半ごろの着信なんですけど)
再度ご連絡を差し上げることとなりました。こちらからの手紙をお読みいただいていないようです。まだお返事をいただいていないからです。こちらからの提案が受け入れられないような場合でもお返事をいただけるようお願い致します。
(まあ、前にもらったメールは見ていなかった。気づかず捨てたのかもしれない。ただ、見知らぬ相手から勝手に送られてきたメールに、なんで律儀に返信せねばならぬのか)
当社は大規模な企業のモデリングやコンサルティングを専門としています。当持株会社は2005年に設立しました。
(送り主の会社を調べたら、確かに存在しているらしい。ただ、その会社から送られてきたメールかどうかは確認できないので、社名は伏せます)
現在、当社には100以上の代理店が30カ国に存在します。当社顧客リストには多くの有名企業があります。
(それだけ手広くやっている会社なら、私も知っていそうだけど、初めて聞いたぞ)
 
本年、日本へと事業を広げるにあたり、当社では現地での代表者を募集しています。あなたの連絡先は日本の人材派遣会社より提供されました。経験は必要ありません。当社は信頼性や正確さを最重要視しています。
(それだけ手広くやっている割には、日本に来るのが遅いなあ。でも、なんで私のメールアドレスを知り、Hayato Kisaragiとの件名をつけて送ってきたかは、まったくもって不明。私が人材派遣会社に登録した経験は全くない)
 
実践的でクリエイティブな作業を行っていただく、トレーニング期間(20日)があります。当社は知名度の高い顧客やプロデューサーと連携する方法や、国際取引を合法的に準備する方法を教えます。また、最高の従業員を探せることです。あなたには個人的なコンサルタントがつき、例となる作業を与えたり、精度をコントロールします。
(いったい、何の仕事をさせたいのか、まったくわからない。「国際取引を合法的に準備する方法」と書いてあるけど、違法すれずれのことをさせるのかなあ。「トレーニング」と書いているのも、怪しい。「授業料」を踏んだくろうという腹なのか)
 
トレーニング期間の後、当社との提携を続けることができますか、長期契約書に署名しないことも可能です。トレーニングを終了すると、1000ドル以上の報酬や新しい知識、訓練終了を証明するあなたの名前が記載された修了証書が与えられます。フルタイム、もしくはパートタイムでの勤務からお選びいただけます。
(要するに、そちら側が「長期契約はしない」と宣言して、「ハイ、それまでよ」とできることですね。トレーニングの費用に1万ドル取られたとしたら、1000ドルの報酬は、まったく意味ないなあ)
1年間の勤務後は、地域オフィスの管理をすることが可能となります。毎月1万ドル以上の報酬をお受け取りいただけます。しかしながら、最も価値のあるものはもちろん経験です。
(要するに、地域オフィスの管理をすることで、毎月1万ドル以上の報酬を受け取ることは、確率が限りなくゼロに近くても、あくまでも「可能」ということですかね。それから、文章の最初の部分では「経験は必要ありません」と書いていたのになあ。ここでは「最も価値のあるものはもちろん経験です」と書いている。要するに、「ハイ、それまでよ」という理由として、やっぱり経験がなければダメだ、というつもりかな)
全情報をお読みいただくことをおすすめします。このチャンスをお見逃しなく! 情報を必ずお読みください。お問い合わせいただければ24時間以内にご連絡を差し上げます。
(なんか、わけのわからない書き方だ。要するに、資料を請求せよということかな。資料を請求したら「脈あり」ということで、ガンガン連絡してくるのかな)
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ということで、まずは文章がヘン。私は、ある程度以上に「ヘン」な文章を相手に送る人の、知的能力及び知的良心はまったく信用しないことにしています(これ、実は一流企業の公式文章でも、ヘンなのが、けっこうある。このあたり、いずれご紹介します)。
ですから、この文章を出した組織の「良心」は、まったく信用できない。英語を日本語に訳したみたいですけど、自動翻訳にしてはできすぎているし、まともな日本人が手を入れたとしたら、こんな書き方になるとは思えないし、米国人が手を入れたとしても、こんな風になるとは思えない。
妙ちくりんだなあ。もっと調べてみたくなってきた。ううむ。記者魂がうずいてきたぞお。